
2021~2022年度
和歌山南ロータリークラブ
会長 上西 豊基
いつも全力青年、持続的で有効な奉仕活動の成功のために
2020年2月3日、横浜に帰港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号内で発生していた新型コロナウイルス感染症はあれよあれよと言う間に日本全土に拡がり、ついに同年4月7日には緊急事態宣言の発令に至りました。これにより我がクラブの活動も、一時期例会休会を余儀無くされるなど多大な影響を受けました。
私ごとではありますがコロナ禍のこの1年あまり、巣篭もりとまではいかなくてもすっかり外出する機会は減り、お陰でロータリークラブについて想いを馳せる時間を持つことができました。
1905年に創立されたロータリークラブは今や世界に120万人近くの会員を擁する巨大な組織ですが、この100年あまりの間に世界情勢に合わせ目まぐるしく変容してきました。
和歌山南ロータリークラブは樫畑年度で60周年を迎え、無事記念イベント・記念例会を開催することができました。人間でいうと干支が一巡した所謂還暦の記念すべき年度でした。当クラブもやはりこの60年でかなり様変わりしてきたことでしょう。しかしロータリークラブはどの時代においても、世に数多ある他の奉仕団体、異業種交流団体とは一線を画す唯一無二の独特な団体であり続けています。そのため、職業倫理に基づいて奉仕活動を行うロータリーの哲学を私たちは頭の中で正しくイメージしていても、ロータリアン以外の人に言葉で説明し理解してもらうことは困難を極めるのです。
さて還暦のお祝いも終わり、61歳からの円熟期に入る年度となりますが、今一度クラブ活動、奉仕活動の在りようを見直してみるいい機会だと思います。61歳はまだまだ老いる年齢ではありません。来たる100周年に向けてのスタートを切る活動的な1年にします。
社会に貢献する持続的で有効な奉仕活動は活発で健全なクラブが成し得ることです。そのために私たちは、常に友情を重んじ、博愛の精神を育み、広い視野を持ち、好奇心を失うことなく、何事にも積極的に参加する、いつまでも若々しい「全力青年」の心を持ち続ける姿勢が求められます。会員相互の親交がその精神を鼓舞します。その意味からも例会出席が重要なのは明らかです。例会の運営に会員相互扶助のエッセンスを少し加えていきたいと考えています。1年間、会員の皆様のご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
活動指針
クラブ奉仕委員会
クラブ奉仕とは、会長・理事会・委員会が主となりクラブの管理運営に当たり、会員は全員参加でこれを補佐することです。ロータリー活動の根幹です。
会員選考委員会、会員増強・職業分類委員会
会員純増5人を目指します。女性会員を増やすことによりクラブ内での女性のエンパワメントを図ります。退会予防のために、過去の退会理由を精査し、また入会勧誘時に候補者に一通りのロータリー活動の説明をしておきます。
R・情報委員会
IDMの中に、手続きなどのロータリーに関する知識を会員に普及させる企画を組み入れます。
出席委員会
例会出席の奨励を頻回に行います。欠席の続く会員には個別に連絡を取ります。
雑誌・広報委員会
当クラブの活動をメディアを通じPRしていきます。
会報委員会
ロータリーの知識に関する記事も掲載します。
親睦活動委員会
コロナ禍は続きますが、状況の許す限り会員相互の親睦を深める企画や合同例会でのおもてなしの企画を立案します。
プログラム委員会
各会員の職業をよく知るために会員卓話(10分程度)を増やします。ロータリアンのお手本になるような方を市内7クラブから推薦していただき卓話にお招きします。
シェカール・メータRI会長が呼びかけている「ロータリー奉仕デー」開催を企画します。
SAA・ソング委員会
ロータリーソング歌曲集の内のロータリー独自の歌曲を新たに発掘披露します。
職業奉仕委員会
職業奉仕(の基本)とは、会員一人一人が職業上の高い倫理観を持って主に例会場で親睦を深め、相互理解し、相互扶助することです。
職業奉仕プロジェクト委員会
「四つのテスト」に照らして職業活動表彰にふさわしい団体、企業を選定します。
社会奉仕委員会
地域のニーズに目を向け、社会奉仕を実践します。
社会奉仕プロジェクト委員会
「子ども食堂」を支援します。
青少年奉仕委員会
青少年育成委員会
少年野球大会、少年柔道大会開催の協力、養護施設の支援、奨学生の支援を継続します。
青少年交換委員会
会員のご子息ご令嬢やお孫さんの留学のための調査、準備を開始します。
国際奉仕委員会
ロータリーの7つの重点分野に沿って、国際的な社会奉仕の計画を立案します。
国際交流委員会
今後の岡山RC、新済州RCとの交流のあり方を検証します。
R財団委員会、米山奨学委員会
2021-2022年度の米山記念奨学生世話クラブに当たっています。

